今年初の新規上場、DMWの初日終値14.5%下落

一時19.5%急落、終日IPO価格以下で推移と不振

2018/07/01

 有力不動産・建設企業D.M.ウエンセスラオ(DMW)が、6月29日、フィリピン証券取引所(PSE)に新規上場した。

 D.M.ウエンセスラオのPSE取引コード(シンボル)はDMWである。DMWは新規上場に先立って、6月18日~6月22日に新規公募(IPO)を実施した。公募価格は1株当たり12ペソ、IPO規模は約81億5千万ペソ(追加オプションフル行使の場合は約93億7千万ペソ)である。

 DWM上場初日の始値はIPO価格比1.7%安の11.80ペソ、この日の高値も11.80ペソで、終日IPO価格以下での推移となった。この日の安値は同19.5%安の9.66ペソまで急落、終値も同14.5%安の10.26ペソと低調なデビューとなった。DMWの売買高は約4,359万株、売買金額は約4億5千万ペソであった。金利上昇などで2月ごろから相場全体が大幅下落するなかで、金利敏感株の代表である不動産株の新規上場であるだけに、初日からIPO価格割れするとの懸念が広がっていたが、やはり大幅下落という結果となった(18年6月29日の フィリピン証券取引所取引記録などより)。

 なお、PSEへの新規上場は年間数社のペースにとどまっている。2014年は7社、2015年から2017年までは各々4社のみという低水準さである。2018年も上半期で僅か1社である。有力な未上場企業のPSE新規上場促進が急務といえる