ダブルドラゴン、北海道でホテル開業意向
2018/08/22
ジョリビー フーズ系の急成長不動産企業「ダブルドラゴン・プロパティーズ」(ダブルドラゴン、DD)がホテル事業にも注力しつつある。
DDは2016年10月、ホテル・オブ・アジア(HOA)の株式70%を8億3,200万ペソで取得した。HOAはホテル101を保有するほか、アジア有数の中国系ホテルチェーンであるジンジャン・イン(錦江之星)のフィリピンにおけるマスター・フランチャイズ権を有しており、オルティガスやマカティなどにジンジャン・インをオープンしている。
DDは、ホテル101をフィリピン初の国際ホテルチェーンとすべく、まず東南アジアでチェーン展開する計画である。現在既に、インドネシアのバリ島、タイのプーケット島、ベトナムでホテル101開業用地取得交渉を行っている。さらには、北海道での展開も視野に入れている
DDは、ジョリビー・フーズ(JFC)創始者であり現会長であるトニー・タン・カクティオン氏と、2010年にJFCグループ入りしたバーべキュー・チェーン「マン・イナサル」創業者エドガー・シアⅡ氏によって保有されている不動産企業である。すなわち、ジョリビー・グループ企業である。
DDは、2014年4月にフィリピン証券取引所(PSE)中小企業(SME)ボードに新規上場、2015年7月6日にはPSE)メインボードへ指定替えとなった。上場後短期間で株価が急上昇、時価総額がPSE上場の全不動産企業の中で10位以内になるなど、メインボード指定替えの資格があると評価され、新規上場後わずか1年間強で格上げとなったという経緯がある(18年8月20日のフィリピン証券取引所回覧05689-2018号などより)。