「オカダ・マニラ」への誘致で中国の国営旅行社と提携へ

ユニバーサルEがフィリピン観光ツアーで協議

2019/01/25

 統合型カジノリゾート「オカダ・マニラ」を運営するユニバーサルエンターテインメント社(UE)は1月24日、中国の国営3大旅行代理店の一つである中旅集団上海中僑国際旅行社有限公司との間で、フィリピンにおける観光ツアーの商品企画開発の協議について基本合意書を締結したと発表した。

 中旅集団上海中僑国際旅行社有限公司との協力関係は、フィリピンにおける観光事業の拡大及びUEグループがマニラで運営する「オカダ・マニラ」への海外からの観光客の誘致等を狙ったもの。両社間で、中国市場におけるフィリピンへの観光客誘致のための観光ツアー商品の企画開発に取り組むための協議を開始することで合意した。

 中旅集団は1990年に設立され、中国全土で100社以上の旅行会社及び旅行専門学校を運営している。国内はもとより海外への旅行サービス業務を行っている国有企業で、従業員数は1万人。

 中旅集団との本協議の期間は今年1月25日から4月24日までの3カ月間となっている(19年1月24日のユニバーサルエンターテインメント社発表より)。

 
なお、ユニバーサルエンターテインメント社はこのほど、「オカダ・マニラ」の2018年のカジノ総売上高は272億1,900万ペソ、非カジノ売上高は17億5,400万ペソ、総売上高は289億7,400万ペソに達したと発表した、調整後EBITDAは21億3,700万ペソであった。12月の施設来場者は過去最高を達成し、ホテルの稼働率も97.7%と引き続き高い水準で推移しているとのことである。