フィリピン大災害債券、投資家から高い関心

総額2億2,500万ドル、シンガポールで上場予定

2019/11/27

 フィリピン政府は、11月22日、世界銀行を通じて、アジアで初の大災害債券(キャットボンド)を発行した。  大災害債券はいわば保険の一種であり、災害が起きなければ投資家は比較的高い利子収入を得られ、期間終了時には投資元本を受け取れる。しかし、災害が発生した場合は、多額の補償金の受け手として設定されている機関や事業体に対し、投資家は補償金の原資を分担して負担しなければならない。つまり、投資元本が...

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