ドゥテルテ大統領、戒厳令宣言の可能性に言及
比共産党新人民軍(NPA)暴力行為の拡大を牽制
2020/04/25
新型コロナウイルス感染拡大対策の一環として、地域隔離措置が継続するなか、ドゥテルテ大統領が戒厳令を宣言するのではないかとの観測が一部で浮上している。
ドゥテルテ大統領は、4月24日、地域隔離策の5月15日までの延長を発表した(詳細は別掲)。その際に、戒厳令に関して、「これまで、自分からは戒厳令を発令するというような発言は一切行っていない。しかし、新型コロナウイルス感染拡大という深刻な状況下で、比共産党の軍事組織である新人民軍(NPA)が、新型コロナと懸命に戦おうとしている国民から支援金や物資を略奪したり、国軍兵士を殺害するような横暴は看過できない」と述べた。
そして、「NPAはフィリピン各地に存在している。NPAメンバーによる略奪などの横暴が続き、フィリピン全土で無法状態が発生するような状況になれば、戒厳令を宣言することになるであろう。フィリピン国軍や警察に対して、戒厳令施行に備えるよう指示する」と説明した。
ドゥテルテ大統領は、4月24日、地域隔離策の5月15日までの延長を発表した(詳細は別掲)。その際に、戒厳令に関して、「これまで、自分からは戒厳令を発令するというような発言は一切行っていない。しかし、新型コロナウイルス感染拡大という深刻な状況下で、比共産党の軍事組織である新人民軍(NPA)が、新型コロナと懸命に戦おうとしている国民から支援金や物資を略奪したり、国軍兵士を殺害するような横暴は看過できない」と述べた。
そして、「NPAはフィリピン各地に存在している。NPAメンバーによる略奪などの横暴が続き、フィリピン全土で無法状態が発生するような状況になれば、戒厳令を宣言することになるであろう。フィリピン国軍や警察に対して、戒厳令施行に備えるよう指示する」と説明した。