比自動車生産、5月は84%減の1,216台

5カ月間で27%減の2万3,781台、ベトナムの約半分

2020/07/10

 ASEAN自動車連盟(AAF)は、2020年5月及び年初5カ月間のASEAN域内自動車販売・生産統計を発表した。自動車業界も他業種同様、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響を受けている。
 
 それによると、ASEAN8カ国(ブルネイ、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の5月の販売台数は合計9万3,375台で、前年同月に比べ69.1%の減少。年初5カ月間では、前年同期比42.0%減の83万3,421台にとどまった。この資料ではミャンマーの4月の販売台数は0となっている。

 フィリピン(自動車工業会とトラック工業会加盟企業ベース、以下同様)は5月単月で84.6%減の4,788台、年初5カ月間で前年同期比51.1%減の6万9,463台となった。累計ベースでは、タイ(27万0,591台)、インドネシア(24万8,310台)、マレーシア(12万9,561台)、ベトナム(8万3,181台)に次ぐ第5位だった。
 
 生産に関しては、ASEAN6カ国(インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナム)の5月の生産台数は前年同月比77.4%減の8万2,023台。年初5カ月間では前年同期比39.2%減の108万2,792台と伸び悩んだ。上位から、タイ(53万4,428台)、インドネシア(35万2,569台)、マレーシア(12万1,005台)、ベトナム(4万6,245台)、フィリピン(2万3,781台)、ミャンマー(4,764台)の順。

 フィリピンの生産台数は5月単月で84.1%減の1,216台、年初5カ月間で26.8%減の2万3,781台と共に減少した。ASEANのこの資料ではフィリピン、ミャンマーの4月の生産台数は0となっている。