トヨタカローラ札幌、販社トヨタサンタロサに40%出資

比トヨタが株式100%売却、GTキャピタルが60%取得

2020/10/13

 トヨタ自動車のフィリピン拠点であるトヨタモーター・フィリピン(TMP、所在地:ラグーナ州サンタロサ市)は、完全子会社である販社トヨタサンタロサの全株式500万株(1株当たり額面:100ペソ)を売却する。
 
 トヨタサンタロサの株式500万株のうち、300万株(60%)はGTキャピタルの100%子会社であるGTキャピタル・オートディーラーシップ・ホールディングス(GTCAD)に、200万株(40%)はトヨタカローラ札幌の完全子会社であるトヨタカローラ札幌フィリピン・ホールディングス(TCSPHI)に譲渡される。

 この株式取引に関して、フィリピン競争委員会(PCC)は、10月8日付けPCC判断事例018-2020号において、「競争を制限するとは考えられない。したがって、今後PCCはこの案件に関与することはない」として承認した。

 大手商業銀行であるメトロポリタンバンク&トラスト(メトロバンク)グループの持株会社GTキャピタルはトヨタ車事業を強化してきている。GTCAPは、トヨタ自動車の製造・販売拠点であるトヨタモーター フィリピン(TMP)の株式保有比率を51%に高めているほか、有力販社であるトヨタ マニラベイ(TMBC)の58.05%を保有している。さらに、2014年9月には、トヨタ ファイナンシャルサービス フィリピン(TFSPC)株式40%を取得した。

 なお、TMPは、1988年8月3日にトヨタ自動車のフィリピン車両製造/販売拠点として設立された。出資比率はトヨタ自動車34%、三井物産15%、GTCAP51%となっている。現在、「ヴィオス」や「イノーバ」を現地生産しているほか、各種乗用車、商用車の輸入販売、国内向け部品販売、部品輸出などを手掛けている。また、販社「レクサス・マニラ」を通じて、ハイブリッド車を含む各種レクサス車の輸入販売を行っている。2009年1月に開業し昨年10周年を迎えた「レクサス・マニラ」は三井物産との合弁企業であり、TMPCの出資比率は75%、三井物産の出資比率が25%となっている。