バイオテック、比でトレー容器式パック米飯量産化へ
ユーチェンコ財閥EEIとの合弁、タルラックに新工場完工
2020/12/10
植物性乳酸菌の専門メーカーのバイオテックジャパン(バイオテック、本社:新潟県阿賀野市)のフィリピン法人BIOTECH JP CORP.(BTJP、本社:バタンガス州タナウアン市ファーストフィリピン工業団地)が包装(パック)米飯の量産を開始しつつある。
BTJPは、ルソン島中部のタルラック州タルラック市のセントラルテクノパークにおいて、トレー容器式のパック米飯生産工場(敷地面積5,000平米)を2020年9月に完工、間もなく量産が開始される。生産能力は1日当たり1万パックであり、ASEAN食区への輸出も視野に入れている。トレー容器式のパック米飯は真空パック方式の比べ味や食感が劣化しにくいという利点を有する。日本では一般的となったトレー容器式により、パック米飯の普及を図る方針である。この事業を国際協力銀行(JBIC)が支援している。
バイオテックジャパンは植物性乳酸菌のパイオニアであり、植物性乳酸菌発酵熟成法により、コメからたんぱく質を抜きながらも、コメのおいしさや保存性、健康機能を高め、熟成された旨みを保つことに成功した。そして、コメのたんぱく質を普通の米飯と比べて1/25(1パック当たり0.18g)までカットした低たんぱくパック米飯、低たんぱく炊飯用米粒、さらには、低たんぱく丸餅、低たんぱくパンなどの「越後シリーズ」を生産・販売している。
このような「越後シリーズ」は、慢性腎臓病で食事療法をしている患者が安心して摂取できる食品であるが、安心・安全だけでなく、美味しさという面でも高く評価されている。植物性乳酸菌発酵熟成法のほかにも、米飯が冷えると硬くなるメカニズム(老化)を研究し、冷えても硬くならない「やわらかい老化」の技術を開発した。新技術により「加熱なし、水なしで、開けてすぐに食べられる緊急用白飯」を実現(保存米飯の製造方法として特許取得)、大規模災害発生時にガス・電気が止まっていても、安全な水が確保できなくてもやわらかいご飯がすぐに食べられるというコンセプトの「ライス72H」などの緊急食も提供している。
バイオテックジャパンは、2015年にフィリピンに進出、同年4月にBTJPを設立、低たんぱく米「ECHIGO」、低たんぱくパック米飯「GOHAN LITE」、緊急用パック米飯「INSTA RICE]などの生産・販売を行ってきている。これらの事業拡大を図るBTJPに対し、2018年11月、フィリピンの有力財閥であるユーチェンコグループ傘下の大手建設企業であるEEIが60%出資で合意、現在、BTJPの主要株主となっている。EEIのもとでBTJPは既存製品を拡販するとともに、上記のようなトレー容器式のパック米飯の生産・販売を実施する。
BTJPは、ルソン島中部のタルラック州タルラック市のセントラルテクノパークにおいて、トレー容器式のパック米飯生産工場(敷地面積5,000平米)を2020年9月に完工、間もなく量産が開始される。生産能力は1日当たり1万パックであり、ASEAN食区への輸出も視野に入れている。トレー容器式のパック米飯は真空パック方式の比べ味や食感が劣化しにくいという利点を有する。日本では一般的となったトレー容器式により、パック米飯の普及を図る方針である。この事業を国際協力銀行(JBIC)が支援している。
バイオテックジャパンは植物性乳酸菌のパイオニアであり、植物性乳酸菌発酵熟成法により、コメからたんぱく質を抜きながらも、コメのおいしさや保存性、健康機能を高め、熟成された旨みを保つことに成功した。そして、コメのたんぱく質を普通の米飯と比べて1/25(1パック当たり0.18g)までカットした低たんぱくパック米飯、低たんぱく炊飯用米粒、さらには、低たんぱく丸餅、低たんぱくパンなどの「越後シリーズ」を生産・販売している。
このような「越後シリーズ」は、慢性腎臓病で食事療法をしている患者が安心して摂取できる食品であるが、安心・安全だけでなく、美味しさという面でも高く評価されている。植物性乳酸菌発酵熟成法のほかにも、米飯が冷えると硬くなるメカニズム(老化)を研究し、冷えても硬くならない「やわらかい老化」の技術を開発した。新技術により「加熱なし、水なしで、開けてすぐに食べられる緊急用白飯」を実現(保存米飯の製造方法として特許取得)、大規模災害発生時にガス・電気が止まっていても、安全な水が確保できなくてもやわらかいご飯がすぐに食べられるというコンセプトの「ライス72H」などの緊急食も提供している。
バイオテックジャパンは、2015年にフィリピンに進出、同年4月にBTJPを設立、低たんぱく米「ECHIGO」、低たんぱくパック米飯「GOHAN LITE」、緊急用パック米飯「INSTA RICE]などの生産・販売を行ってきている。これらの事業拡大を図るBTJPに対し、2018年11月、フィリピンの有力財閥であるユーチェンコグループ傘下の大手建設企業であるEEIが60%出資で合意、現在、BTJPの主要株主となっている。EEIのもとでBTJPは既存製品を拡販するとともに、上記のようなトレー容器式のパック米飯の生産・販売を実施する。