レブコム、音声解析AI電話のASEAN展開加速化

JICA「途上国ニーズと民間技術マッチング調査」に採択

2021/10/27

 AI × 音声のソフトウェア・データベースの開発企業である株式会社RevComm(レブコム、本社:東京都渋谷区)は、10月26日、国際協力機構(JICA)の「途上国ニーズと民間技術マッチングに係る情報収集・確認調査」に採択されたと発表した。

 その発表によると、JICAは、「途上国ニーズと民間技術マッチングに係る情報収集・確認調査」として、途上国で重要性が高まっている「行政・金融・通信サービスのデジタル化」を含む4分野において、現地の課題解決に資するイノベーティブな製品・技術・サービスを募集した。

 同調査は、採択された本邦民間企業に対して、調査対象国における各ニーズに関連した製品・技術・サービスの適合性調査及び同製品・技術・サービスの普及のためのセミナー開催の機会を提供するものである。

 レブコムは、同調査「行政・金融・通信サービスのデジタル化」分野にて、AI解析機能付きIP電話「MiiTel(ミーテル)」、オンライン会議ツールの「MiiTel Live」の提供に関し採択を受けた。今後、現地調査(またはオンライン会議等を通じた遠隔調査)を含むビジネス支援を受け、同技術が途上国の開発課題への解決にも貢献していけるよう、検証事業を進める方針である。

 「MiiTel」は電話営業や顧客対応を可視化する音声解析AI搭載型のクラウドIP電話である。電話営業や顧客対応の内容をAIがリアルタイムで解析し、成約率を上げ、解約率と教育コストの低下に繋げる。また、顧客管理システムとの連携により、顧客名をクリックするだけで簡単に発信できたり、着信時に顧客情報を自動表示し、生産性向上に役立てることができる。会話内容は顧客情報に紐付けてクラウド上で自動録音されるので、振り返りたい録音データにいつでも・どこでも・すぐにアクセスすることができ、教育目的やコンプライアンス目的など、多業界で幅広く活用されている。「MiiTel Live」は、複数人でのオンライン商談の解析や振り返りが可能となり、営業の成約率を飛躍させる。

 「MiiTel」は、日本国内にとどまらず海外進出を開始している。インドネシアでは3月からのテストマーケティングで3万5,000コールを超える通話実績を上げ有償提供を開始した。フィリピンにおいても5月にテストマーケティングを開始している。今回の採択により、「MiiTel」の東南アジアへの展開をさらに加速していく方針である。