「食」にまつわるアジア映画祭、比の「バロットの大地」など上映

1月21日から、国際交流基金と東京国際映画祭オンライン開催

2021/12/19

 国際交流基金アジアセンターは東京国際映画祭(TIFF)と共催し、2022年1月21日~2月3日にかけて「CROSSCUT ASIA おいしい!オンライン映画祭」を実施する。

 国際交流基金発表によると、「CROSSCUT ASIA」は2014年から2019年の6年間にわたり、TIFFの一部門として東南アジアの国、監督、テーマ等、さまざまな切り口でアジア映画の特集上映を行ってきた。今回、オンラインで2部構成の特別編として復活し、「CROSSCUT ASIA特別編「おいしい」アジア映画特集」部門と「CROSSCUT ASIAアンコール」部門として計13プログラムを無料配信上映する。

 メイントピックは「食」。「CROSSCUT ASIA特別編「おいしい」アジア映画特集」部門からは、数々の国際映画祭に出品を果たしたシンガポールを代表する映画監督、エリック・クー監督による『ワンタンミー』や、ジェイ・アベリョ監督によるネグロス島(フィリピン)の料理が目にも美味しいロマンティックコメディ『デリシャス!』、ポール・サンタ・アナ監督による孵化しかけたアヒルの卵を茹でて食べるフィリピンのソウルフードがタイトルとなっている『バロットの大地』、2021年ロカルノ国際映画祭金豹賞受賞の鬼才エドウィン監督によるインドネシアの“旅×食”ムービー『アルナとその好物』等珠玉の7作品を上映する。

 「CROSSCUT ASIAアンコール」部門は、これまでにTIFFの「CROSSCUT ASIA」部門で上映され好評を博した作品から厳選して上映する。フィリピン作品は、ローレンス・ファハルド監督による日本滞在の4人のフィリピン人を描いた『インビジブル』、世界的に活躍する巨匠ブリランテ・メンドーサ監督による巨大台風ヨランダ被災地に生きる人々に寄り添い人間の尊厳を問う『罠~被災地に生きる(Trap)』が上映される。なお、上記の『バロットの大地』もTIFF「CROSSCUT ASIA」部門の再上映作品となる。

<開催概要>
・開催期間:2022年1月21日10時~2月3日(木)23時59分(日本時間)
・字幕:日本語、英語 ※一部作品には東南アジアの複数言語の字幕が付く
・視聴:無料 ※一部作品は視聴対象国に制限がある
・視聴登録:1月18日(火)12時(日本時間)から
・詳細、視聴登録:https://crosscutonline.jfac.jpにて
・問合先:国際交流基金 コミュニケーションセンター(広報担当:熊倉氏、原田氏)
      Tel: 03-5369-6075 / Fax: 03-5369-6044、E-mail: press@jpf.go.jp