日本電産、スービックに40億ペソの追加投資
ロボット用等の精密減速機増産、3,400人雇用へ
2022/06/29
スービック湾広域開発庁(SBMA)は、「日本電産(本社:京都府京都市)グループが、スービック(ルソン島中西部サンバレス州)での産業用ロボット向けなどの精密制御減速機『FLEXWAVE(フレックスウエーブ)』の増産に40億ペソ投資する」と正式発表した。
具体的には、スービック自由港区スービックテクノパークに立地するフィリピン日本電産スービック(所在地:スービック湾自由港区)内での生産能力を2段階方式で増強する。第1段階は2022年第3四半期までに既存の2棟の建屋を改修、第2段階は2022年末までに新しい生産棟を建設するというものである。
これらの増産設備がフル稼働すると、フレックスウェーブの年産能力は35万個に高まる。また、フィリピン日本電産スービックの従業員数は、現在の従業員数は625人から2025年末に4,028人に増加する見込み。スピンドルモーターの生産縮小によりピーク時比で70%減少していた従業員数が、フレックスウェーブの増産で約3,400人の再増加となる。SBMAは、熟練労働者の雇用・育成で日本電産グループなど進出企業を支援すると表明した。
なお、日本電産は、減速機・無段変速機製造子会社の日本電産シンポ(京都府長岡京市)を通じ、2015年より本格発売開始されているロボット用精密制御減速機『フレックスウエーブ』を大幅増産してきている。具体的な増産プロセスは、まず、日本電産セイミツの本社工場(所在地:長野県上田市)の空スペースの一部を改築、日本電産シンポの上田工場として開設、2018年4月央より『フレックスウエーブ』の生産を開始した。この時点で、『フレックスウエーブ』の生産拠点は、日本電産シンポの京都本社工場と上田工場の2拠点体制となった。
そして、フィリピンにも「フレックスウエーブ」の生産拠点が構築された。日本電産の子会社でHDD用スピンドルモーターを製造していたフィリピン日本電産スービックの工場の一部に、日本電産シンポの『フレックスウエーブ』の生産工場を設置、2019年初に生産が開始された。増産される『フレックスウエーブ』は、日本、米国、欧州連合、インド、韓国、中国、ブラジルなどへ輸出されている。
具体的には、スービック自由港区スービックテクノパークに立地するフィリピン日本電産スービック(所在地:スービック湾自由港区)内での生産能力を2段階方式で増強する。第1段階は2022年第3四半期までに既存の2棟の建屋を改修、第2段階は2022年末までに新しい生産棟を建設するというものである。
これらの増産設備がフル稼働すると、フレックスウェーブの年産能力は35万個に高まる。また、フィリピン日本電産スービックの従業員数は、現在の従業員数は625人から2025年末に4,028人に増加する見込み。スピンドルモーターの生産縮小によりピーク時比で70%減少していた従業員数が、フレックスウェーブの増産で約3,400人の再増加となる。SBMAは、熟練労働者の雇用・育成で日本電産グループなど進出企業を支援すると表明した。
なお、日本電産は、減速機・無段変速機製造子会社の日本電産シンポ(京都府長岡京市)を通じ、2015年より本格発売開始されているロボット用精密制御減速機『フレックスウエーブ』を大幅増産してきている。具体的な増産プロセスは、まず、日本電産セイミツの本社工場(所在地:長野県上田市)の空スペースの一部を改築、日本電産シンポの上田工場として開設、2018年4月央より『フレックスウエーブ』の生産を開始した。この時点で、『フレックスウエーブ』の生産拠点は、日本電産シンポの京都本社工場と上田工場の2拠点体制となった。
そして、フィリピンにも「フレックスウエーブ」の生産拠点が構築された。日本電産の子会社でHDD用スピンドルモーターを製造していたフィリピン日本電産スービックの工場の一部に、日本電産シンポの『フレックスウエーブ』の生産工場を設置、2019年初に生産が開始された。増産される『フレックスウエーブ』は、日本、米国、欧州連合、インド、韓国、中国、ブラジルなどへ輸出されている。