比ブラザー工業、社会的責任推進での最高評価

レスポンシブルビジネス連盟(RBA)のプラチナ(満点)認証

2023/11/25

 ブラザー工業(本社:名古屋瑞穂区)のフィリピン製造子会社であるブラザーインダストリーズ フィリピン(比ブラザー工業)が、企業の社会的責任を推進する世界的な団体であるResponsible Business Alliance(RBA)の監査において、最高の評価となるプラチナ認証を取得した。ブラザーグループにおけるRBAの認証取得は3拠点目で、プラチナ認証の取得は2拠点目となる。

 比ブラザー工業は、バタンガス州タナウアン市のファーストフィリピンインダストリアルパークに立地する製造拠点で、プリンター、複合機とラベルライターの生産を行っている。このほど、RBAの認定する第三者機関による監査を受審し、監査項目である労働、安全、環境、倫理、サプライチェーン管理とそれらのマネジメントシステムにおける適正な管理が認められ、最高得点である200点満点を獲得し、ブラザーグループではプリンター、複合機の生産を行う中国の製造拠点に続き2拠点目となるプラチナ認証を取得した。

 RBAは、グローバルなサプライチェーンの影響を受ける労働者およびコミュニティの権利と福祉を支援する非営利組織。行動規範の中で、労働環境が安全であること、労働者が敬意と尊厳をもって処遇されること、環境負荷に対して責任を果たすこと、業務を倫理的に行うことに関する基準を規定するとともに、マネジメントシステムを通じて各基準への適合を追求することを求めている。RBA監査は、この行動規範に則り、第三者監査機関が評価する仕組みで、第三者による実地監査によって評価が行われ、評価スコアに応じてシルバー(160点以上)、ゴールド(180点以上)、プラチナ(200点満点)の認証が発行される。

 今回の比ブラザー工業のRBA認証取得は、昨年ゴールド認証を取得したブラザーインダストリーズ(ベトナム)、今年プラチナ認証を取得したブラザーテクノロジー(深圳)に続きブラザーグループで3拠点目となった。