豪州セルシウス リソーシズ、比で銅採掘事業

北部ルソン島CARにて、初期投資額140億ペソ

2024/03/24

 フィリピン政府は、豪州の鉱山企業セルシウス リソーシズ(セルシウス)のフィリピンでの銅採掘プロジェクト(初期投資額2億5,300万米ドル=約140億ペソ)を承認した。

 貿易産業省(DTI)は、週末の声明において、「セルシウスのフィリピン現地法人であるマキララ マイニング社(MMCI)は、3月15日に環境天然資源省(DENR)から鉱物生産分与協定(MPSA)を認可された」と発表した。

 このMPSAは、北部ルソン島コルディリェラ行政地域(CAR)におけるMMCIのマラリアノ・カイグタン・ビヨグ(MCB)鉱山プロジェクトを対象としている。MMCIはMCB鉱山の2,500ヘクタールの契約地域内で銅および関連鉱物を探査、開発、商業生産する独占的権利を与えられる。契約期間は25年間であるが、25年間延長が可能とのことである。

 今回のMPSAにおけるフィリピン政府への分与には、総生産額の少なくとも4パーセントのロイヤルティに加えて、鉱物製品に対する物品税、および現行法によって課せられるその他の税金、関税などが含まれる。また、プロジェクトが行われる自治体に年間占有料が支払われる。契約地域に適用される年間占有料は約5,000豪州ドル(約18万3,000ペソ)となる見込み。