中央銀行、8月15日に0.25%の利下げ決定
リバース・レポ金利6.25%に、次回定例会合は10月17日
2024/08/16
8月15日に開催された2024年5回目のフィリピン中央銀行(BSP)金融委員会(MB)定期会合において、政策金利体系の0.25%引き下げが決定された。
すなわち、主要政策金利であるリバース・レポ(RRP)金利目標6.25%を中心とする5.75%~6.75%というコリドーに移行されることになった。これまで6会合連続で金利が据え置かれてきたが、7会合ぶりに政策金利変更が決定された。また利下げは、2020年11月19日の0.25%引き下げ決定以来、3年9カ月ぶりである。
MBはインフレ動向に関して「コメの輸入関税引き下げ措置などもあってインフレ高進リスクが緩和された。最新のインフレ予想は2024年、2025年、2026年ともに、政府のインフレ目標2%~4%の中間値前後となっている、インフレ期待も抑制されている」と判断。一方、景気については、「上半期のGDP成長率は6.0%と堅調、失業率は低下している。公共投資やインフレ圧力の緩和、良好な雇用状況が経済活動を支えるだろう」と見ている。
MBはこのような状況において、政策金利小幅引き下げが好ましいと判断した。米国のインフレ率も鈍化しており、遠からず米連邦公開市場委員会(FOMC)において利下げが決定される見通しであることもMBに利下げを促したようだ。MBは、「今後も、景気と雇用のバランスの取れた持続可能な成長を促進すべく、価格安定を確保するための慎重なアプローチを継続する方針である」と表明した。
フィリピン中央銀行(BSP)の最高政策決定機関であるMBの定例会合は、2024年には7回開催される予定である。近年は年8回開催されることが多く、2023年も8回開催されたが、2024年は1回減少となる。
2024年のMB定例会合開催日は、2月15日、4月8日(当初予定の4月4日から変更)、5月16日、6月27日、8月15日、10月17日、12月19日である。1月、3月、7月、9月、11月は開催されない。金利など重要金融政策は通常、MB定例会合で決定される。急を要する場合には臨時会合で決定されることもあるが稀である。
すなわち、主要政策金利であるリバース・レポ(RRP)金利目標6.25%を中心とする5.75%~6.75%というコリドーに移行されることになった。これまで6会合連続で金利が据え置かれてきたが、7会合ぶりに政策金利変更が決定された。また利下げは、2020年11月19日の0.25%引き下げ決定以来、3年9カ月ぶりである。
MBはインフレ動向に関して「コメの輸入関税引き下げ措置などもあってインフレ高進リスクが緩和された。最新のインフレ予想は2024年、2025年、2026年ともに、政府のインフレ目標2%~4%の中間値前後となっている、インフレ期待も抑制されている」と判断。一方、景気については、「上半期のGDP成長率は6.0%と堅調、失業率は低下している。公共投資やインフレ圧力の緩和、良好な雇用状況が経済活動を支えるだろう」と見ている。
MBはこのような状況において、政策金利小幅引き下げが好ましいと判断した。米国のインフレ率も鈍化しており、遠からず米連邦公開市場委員会(FOMC)において利下げが決定される見通しであることもMBに利下げを促したようだ。MBは、「今後も、景気と雇用のバランスの取れた持続可能な成長を促進すべく、価格安定を確保するための慎重なアプローチを継続する方針である」と表明した。
フィリピン中央銀行(BSP)の最高政策決定機関であるMBの定例会合は、2024年には7回開催される予定である。近年は年8回開催されることが多く、2023年も8回開催されたが、2024年は1回減少となる。
2024年のMB定例会合開催日は、2月15日、4月8日(当初予定の4月4日から変更)、5月16日、6月27日、8月15日、10月17日、12月19日である。1月、3月、7月、9月、11月は開催されない。金利など重要金融政策は通常、MB定例会合で決定される。急を要する場合には臨時会合で決定されることもあるが稀である。
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