12月19日の中央銀行金融会合、0.25%利下げ予想が支配的

BW紙のエコノミスト16名対象の直前調査、13名が0.25%利下げ予想

2024/12/17

 フィリピン中央銀行(BSP)の最高政策決定機関である金融委員会(MB)定例会合は、2024年には7回開催される。

 2024年のMB定例会合開催日は、2月15日、4月8日(当初予定の4月4日から変更)、5月16日、6月27日、8月15日、10月16日(当初予定の10月17日から変更)、12月19日である。1月、3月、7月、9月、11月は開催されない。金利など重要金融政策は通常、MB定例会合で決定される。急を要する場合には臨時会合で決定されることもあるが稀である。

 12月19日の今年7回目のMB定例会合においては、0.25%の利下げが実施されるとの見方が多い。現地有力経済紙であるビジネスワールド紙(BW)が先週末実施したエコノミスト16名対象の事前調査においては、13名が0.25%の利下げ、1名が0.50%の利下げ、2名が金利据え置き決定と予想している。

 この利下げが実現すれば、2024年8月に始まった利下げサイクルで3回連続の利下げとなる。8月15日と10月16日にはそれぞれ0.25%の利下げが決定された。10月16日に開催された2024年6回目のMB定期会合においては、主要政策金利であるリバース・レポ(RRP)金利目標6.00%を中心とする5.50%~6.50%というコリドーへの移行が決定された。