紀伊國屋書店 フィリピン3号店を出店

マニラ首都圏ケソン市SMノースEDSAに

2024/12/17

 株式会社紀伊國屋書店は、12月6日、フィリピン3号店となる「SMノースEDSA店」を出店した。

 フィリピン3号店が入居するSMノースEDSAは、マニラ首都圏北部のケソン市に立地、昨年フィリピン2号店がオープンしたSMモール・オブ・アジアと並び、フィリピン最大級のショッピングモールのひとつである。

 紀伊國屋書店は2022年からフィリピンを代表する書店チェーンのFully Booked(フーリーブックド)と提携し、地元住民に向けてマニラで日本語書籍の販売を開始した。1号店は首都圏ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)の三越BGC、2号店は首都圏パサイ市のSMモール・オブ・アジアに入居し、主に漫画、ファッション、イラスト、児童書、日本語テキストを販売している。

 出店した店舗は地元住民から好評を得ており、今後もFully Bookedと連携しながらフィリピンでの出店を続けて行く方針である。Fully Bookedは2003年に首都圏マカティ市のロックウェルに最初の店舗をオープンし、現在ではフィリピン全土に約40店舗を展開している。書籍を中心とした書店チェーンではフィリピン最大規模である。英文書を中心にあらゆるジャンルの本を幅広く取り揃え、フィリピン中の読書家に愛されている。

 紀伊國屋書店は昭和2年(1927年)に創業し、97年以上の歴史を持つ日本最大規模の書店チェーン。海外事業では、昭和44年(1969年)に海外1号店となるサンフランシスコ店を開店して以来、米国、シンガポール、台湾、インドネシア、マレーシア、タイ、オーストラリア、アラブ首長国連邦(UAE)、カンボジア、フィリピンに店舗を展開し、現在10カ国で42店の海外店を営業している。ベトナムでは、2016年からベトナム最大の書店であるFAHASAと業務提携し、FAHASA店頭で日本語書籍を販売している。