三井物産、鉄の完結型リサイクルシステム構築へ
メトロ パシフィック、スチールアジアとの日比共同事業
2025/08/22
香港ファースト パシフィック傘下で、通信大手PLDTの姉妹会社でもある複合企業メトロパシフィック インベストメンツ(MPIC)、アジア・大洋州三井物産マニラ支店、スチールアジア マニュファクチャリング(スチールアジア)と、鉄スクラップによる完結型リサイクルシステムの構築に向けた覚書(MOU)を締結した。
提案モデルでは、MPICグループ内で発生する鉄スクラップを三井物産支店が購入し、スチールアジアがリサイクルしたうえで「グリーンスチール」として市場へ供給、インフラ事業で再利用する。これにより、新規採掘資源への依存低減、排出削減、国内供給網の強化が期待される。
MPICのジューン・カバル・レビィーリャ最高財務・リスク・サステナビリティ責任者は「鉄の完結型リサイクルは採掘削減や排出削減に直結し、経済・環境・地域社会に持続的な価値を提供する」と述べ、グループ全体でのスクラップ発生量把握と制度化を進める方針を示した。
三井物産マニラ支店の野村一洋支店長は「鉄鋼取引の経験を活かし、持続可能な社会の構築に貢献する」と述べ、スチールアジアのショーン・アンドレ・Y・シー社長も「グリーンスチール技術を活用し、循環型経済を推進する」と強調した。
本取り組みは、MPICが掲げるEESG(経済・環境・社会・ガバナンス)枠組みに沿ったもので、鉄リサイクルを通じた新たなモデルとして、国内インフラ事業の持続的発展に寄与することが期待されている。
提案モデルでは、MPICグループ内で発生する鉄スクラップを三井物産支店が購入し、スチールアジアがリサイクルしたうえで「グリーンスチール」として市場へ供給、インフラ事業で再利用する。これにより、新規採掘資源への依存低減、排出削減、国内供給網の強化が期待される。
MPICのジューン・カバル・レビィーリャ最高財務・リスク・サステナビリティ責任者は「鉄の完結型リサイクルは採掘削減や排出削減に直結し、経済・環境・地域社会に持続的な価値を提供する」と述べ、グループ全体でのスクラップ発生量把握と制度化を進める方針を示した。
三井物産マニラ支店の野村一洋支店長は「鉄鋼取引の経験を活かし、持続可能な社会の構築に貢献する」と述べ、スチールアジアのショーン・アンドレ・Y・シー社長も「グリーンスチール技術を活用し、循環型経済を推進する」と強調した。
本取り組みは、MPICが掲げるEESG(経済・環境・社会・ガバナンス)枠組みに沿ったもので、鉄リサイクルを通じた新たなモデルとして、国内インフラ事業の持続的発展に寄与することが期待されている。