上場企業、上半期の純利益10.8%増の3,116億ペソ
2014/10/22
サービス43%増益、不動産35%増益、資源32%増益
フィリピン証券取引所(PSE)は、10月21日に、2014年上半期(1月~6月)のPSE上場企業の収益動向を発表した。
今上半期のPSE上場企業の合計収入は前年同期比28.8%増の3兆2,700億ペソ、純利益は同10.8%増の3,116億ペソであった。国内の景気や需要堅調、コスト節減効果顕在化などで、二桁の増収増益となった。売上高利益率は約9.5%であった。
業種別(大分類)では6セクターのうち5セクターが増益となった。増益率最大業種はサービスで43.3%増益であった。以下、不動産35.1%増益、鉱業・石油31.5%増益、持株会社22.7%増益、工業16.8%増益と続く。不動産業界は売却益、持株会社は外国為替益という一時的利益計上による増益率拡大という要素もあったが、本業自体も堅調に推移した。
唯一、金融業界のみが減益となった。金融業界は、前年同期に非常に高水準の売買益が計上された反動で減益となったが、融資業務による純金利収入は二桁増加しており、本業は引き続き好調であったといえる。
なお、代表的な株価指数であるフィリピン証券取引所指数(PSEi)を構成する30社の純利益は9.9%増の2,215億ペソに達し、全体の純利益3,116億ペソの71.1%を占めたの14年10月21日のフィリピン証券取引所発表などより)。
フィリピン証券取引所(PSE)は、10月21日に、2014年上半期(1月~6月)のPSE上場企業の収益動向を発表した。
今上半期のPSE上場企業の合計収入は前年同期比28.8%増の3兆2,700億ペソ、純利益は同10.8%増の3,116億ペソであった。国内の景気や需要堅調、コスト節減効果顕在化などで、二桁の増収増益となった。売上高利益率は約9.5%であった。
業種別(大分類)では6セクターのうち5セクターが増益となった。増益率最大業種はサービスで43.3%増益であった。以下、不動産35.1%増益、鉱業・石油31.5%増益、持株会社22.7%増益、工業16.8%増益と続く。不動産業界は売却益、持株会社は外国為替益という一時的利益計上による増益率拡大という要素もあったが、本業自体も堅調に推移した。
唯一、金融業界のみが減益となった。金融業界は、前年同期に非常に高水準の売買益が計上された反動で減益となったが、利益額自体は依然高水準。また、融資業務による純金利収入は二桁増加しており、本業は引き続き好調であったといえる。
なお、代表的な株価指数であるフィリピン証券取引所指数(PSEi)を構成する30社の純利益は9.9%増の2,215億ペソに達し、全体の純利益3,116億ペソの71.1%を占めた(14年10月21日のフィリピン証券取引所発表などより)。