フィリピン株ファンド、運用実績3カ月連続トップに

2012/05/09

国際株式型の1年間実績比較、全ファンドでも4位に
18.3%上昇、キャピタル アセットマネジメントが運用

キャピタル アセットマネジメント(東京都中央区、代表者:杉本年史社長)が運用する「フィリピン株ファンドの2012年4月末時点での過去1年の上昇率(リターン)が18.25%となり、国際株式型カテゴリーの運用実績ランキングで第1位(モーニングスター集計・発表、対象は純資産10億円以上のファンド、過去1年実績比較)となった。


 ちなみに、2位は野村アセットマネジメントの「(オーロラF) タイ投資Fの14.36%、3位はアムンディの「インドネシア・ファンド『愛称 : ガルーダ』」の13.89%、4位は鎌倉投信の「結い2101」の8.35%であり、「フィリピン株ファンドの上昇率の高さが際立っている。

 「フィリピン株ファンド」は2月と3月に引き続き3カ月連続の首位となった。なお、全ファンドを対象としたランキングでも第4位(3月時点では3位)という好成績であった。

 なお、「フィリピン株ファンド」の4月上昇率は2.6%、3カ月間では21.9%、6カ月間では28.49%となっている。設定日(2010年5月28日)以来の上昇率は56.1%(上昇率は、分配金を再投資したものとして計算)となっている。
 
 「フィリピン株ファンド」は、純資産総額10億円以上のファンドとしては唯一の「フィリピン市場へ投資するファンド」である。フィリピンの取引所に上場している株式、ならびに世界各国・地域の取引所に上場しているフィリピン関連企業の株式を主要投資対象としている。
 フィリピンは、若い人口を基盤とする旺盛な内需のほかにも、卓越した英語力を武器に世界に展開するOFW(在外フィリピン人就労者)を強みとするユニークな経済構造を有する。このような強みが発揮されつつあり、景気は堅調に推移、今後成長力を高めると予想されている。

 このような良好なファンダメンタルズを背景に、フィリピン株式は史上最高値更新を続けており、今後も堅調に推移すると期待されている。キャピタル アセットマネジメントは、特に消費関連、インフラ関連、銀行などのセクターが経済成長の恩恵を受けると見ており、これらの業種を中心に投資する方針である。

 ちなみに、3月末時点での「フィリピン株ファンド」の組み入れ銘柄の業種別構成比率は銀行20.6%、不動産19.6%、資本財14.5%、電気通信サービス13.8%、各種金融9.8%、その他17.9%、現金3.8%となっている。
 組入上位5銘柄とそれらの構成比率は、フィリピン長距離電話(PLDT)12.3%、SMインベストメンツ6.4%、メトロバンク5.9%、アヤラランド5.8%、BDOユニバンク5.6%である。この5銘柄で全体の36%を占めている(キャピタル アセットマネジメント株式会社やモーニングスター株式会社のウエブサイトなどより)。