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2011年1月31日の目次 |
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本日のトピックス |
<首都圏のオフィス賃貸料、再上昇傾向> マカティ高級物件、第3四半期1.3%上昇 今後1年で11.2%上昇と予想:コリアーズ
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<マカティのコンドミニアム賃貸料、上昇傾向> 高級3ベッドルーム、1平米賃貸料547ペソに
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金融証券市場情報 |
<為替相場:1月28日の終値1ドル=44.095ペソへと続伸>
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<株式市場:1月28日は反落し20.15ポイント安>
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経済統計・その他統計など |
<11月の首都圏小売価格2.7%上昇> 首都圏消費者物価は3.6%上昇
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<12月の首都圏建材小売価格指数3.4%上昇>
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政治・外交などの関連ニュース |
<日本、408億円の対フィリピン円借款> 全国の国道改良・保全を支援
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<日本、カロオカン市の中学校増築支援> 草の根・人間の安全保障無償資金協力 |
<フィリピン在留邦人、2.5%増の1万8,202人> 首都圏に56%(マカティ市24%)、セブ州に10% ボニファシオ居住者41%増の600人へ急増 |
一般経済・税制関連、国際機関などのニュース |
<本日、2010年のGDP統計発表予定> NEDA、7~7.4%成長との事前予想
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<中央銀行、今年のインフレ率予想上方修正> これまでの3.6%から3.8~4.2%へ
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<政府系企業19社、政府へ合計292億5千万ペソ配当> 中央銀行、最多の142億3,000万ペソ
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<テタンコ中央銀行総裁、再任>
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産業界、外資などのニュース |
<比トヨタの2011年販売目標、9%増の6万2千台> 連続で最高記録へ、今後の懸念は関税引き下げ
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<伊藤忠等のバイオエタノール事業、始動> イサベラに60億ペソの工場建設との報道
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企業ニュース、証券取引所(PSE)公表情報など |
<今年の上場第1号はメガワイド・コンストラクション> 上場日2月18日と仮決定、IPO総額23億ペソ程度
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<セブ航空、撚油サーチャージ・ゼロを継続>
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<JGサミット、400億ペソの資金調達へ>
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<マニラ・ウオーター、100億ペソの資金調達へ>
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<KPM、スービック・シップヤード株式を政府から追加取得>
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<合弁での文字メールくじ計画は交渉段階>
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<ゴンドラ落下事故のコンド建築主、イートン> 哀悼の意と犠牲者支援表明
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公的機関等からの情報、広報(アジア、世界関連)など |
<世界経済フォーラム2011年年次総会> 菅総理、ジョージ・ソロス氏と会談
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本日のトピックス |
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<首都圏のオフィス賃貸料、再上昇傾向> マカティ高級物件、第3四半期1.3%上昇 今後1年で11.2%上昇と予想:コリアーズ
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(11年1月のコリアーズ・インターナショナル資料より) 世界中のマーケットにおいて総合的な不動産の コンサルティング業務を行っているコリアーズ・インターナショナル(コリアーズ)がフィリピン不動産市場概観2010年第3四半期動向及び今後の見通しをウェブサイトに掲載した。それによると土地価格は、マカティ中央ビジネス地区(CBD)で前期(10年第2四半期)比0.5%上昇、オルティガスセンターでも1.0%上昇した。また、1年後の2011年第3四半期には各々3.9%、4.3%上昇すると予想している。
首都圏主要地区土地価格推移(単位:ペソ/ ?)
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10年Q2 |
10年Q3 |
前期比 |
11年Q3(予) |
年間変化率予想 |
マカティCBD |
25.5万~27.6万 |
25.5万~27.8万 |
0.5% |
27.0万~28.8万 |
3.9% |
オルティガスセンター |
9.0万~15.0万 |
9.1万~15.2万 |
1.0% |
9.5万~15.8万 |
4.3% |
2010年第3四半期のオフィス賃貸料については、マカティCBDのプレミアム(最高級)物件の月間賃貸料は、1平方メートル当たり前期比1.3%上昇の730~870ペソとなった。ピークであった2008年第2四半期の同949~1,340ペソと比較すると23%~35%の下落となっている。ただし、世界金融危機に伴う景気鈍化や新規オフィスビル供給増加に伴う空室率増加などにより09年第4四半期まで6四半期連続下落を続けてきたオフィス賃貸料が、第1四半期期は横這いとなり、第2四半期には僅かながら上昇、第3四半期は上昇傾向を見せている。 マカティCBDにおける第3四半期のオフィス賃貸料前期比上昇率は、プレミアムクラスが1.3%、Aクラスが2.3%、Bクラスが1.7%上昇など、小幅であった。1年後の2011年第3四半期には、プレミアム物件が11.2%上昇、Aクラス物件12.4%上昇、Bクラス物件9.2%上昇とそれぞれ上昇していると予想。
また、BPO産業のさらなる発展に伴いマカティCBD周辺や郊外のオフィス需要が拡大し空室率は低下している。コリアーズは今後12カ月で約4% に低下すると予想している。
マカティCBDオフィス月間賃貸料(単位:ペソ/ ?)
物件タイプ |
10年Q2 |
10年Q3 |
前期比 |
11年Q3(予) |
年間変化率予想 |
プレミアム |
720~860 |
730~870 |
1.3% |
805~974 |
11.2% |
Aクラス |
435~830 |
440~854 |
2.3% |
492~962 |
12.4% |
Bクラス |
380~460 |
395~460 |
1.7% |
430~504 |
9.2% |
マカティCBDオフィス空室率
物件タイプ |
10年Q2 |
10年Q3 |
11年Q3(予) |
プレミアム |
12.9% |
10.8% |
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Aクラス |
9.9% |
9.0% |
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Bクラス以下 |
5.1% |
4.4% |
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全クラス |
7.0% |
6.1% |
4.4% |
オフィス新規供給予想
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2009年末 |
2010年 |
2011年 |
2012年 |
マカティCBD |
2,699,696 |
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57,353 |
オルティガス |
1,095,623 |
45,396 |
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27,786 |
フォート・ボニファシオ |
413,020 |
72,673 |
160,645 |
96,005 |
イーストウッド |
220,103 |
32,876 |
39,840 |
35,765 |
アラバン |
234,305 |
|
27,701 |
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その他 |
657,012 |
28,350 |
81,007 |
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合計 |
5,319,759 |
179,295 |
309,193 |
216,909 |
(その他:マニラ、パサイ、マンダルーヨン、ケソン市)
マカティCBDオフィス資産価値(利用可能エリア)(単位:ペソ/? )
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10年Q2 |
10年Q3 |
前期比 |
11年Q3(予想) |
前期比 |
プレミアム |
9.0万~10.6万 |
9.0万~10.1万 |
1.0% |
10.0万~12.0万 |
9.2% |
Aクラス |
6.3万~8.7万 |
6.4万~8.9万 |
1.5% |
6.7万~9.4万 |
5.7% |
Bクラス |
4.4万~6.0万 |
4.5万~6.1万 |
1.2% |
4.7万~6.3万 |
3.6% |
(上記の表は全てコリアーズ・インターナショナル資料より作成、予想も同社によるもの) |
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<マカティのコンドミニアム賃貸料、上昇傾向> 高級3ベッドルーム、1平米賃貸料547ペソに
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(11年1月のコリアーズ・インターナショナル資料などより) 世界中のマーケットにおいて総合的な不動産の コンサルティング業務を行っているコリアーズ・インターナショナルが、フィリピン不動産市場概観2010年第3四半期動向及び2011年第3四半期の見通しをウェブサイトに掲載した。住宅部門の動向は以下の通りである。
それによると2010年第3四半期のマカティ中央ビジネス地区(CBD)の高級住宅の空室率は5.9%となり、前期(10年第2四半期)の4.8%から1.1%ポイント拡大。また、全クラスの空室率は8.3%で前期の7.8%から0.5%ポイント拡大した。コリーアーズは2011年末までに空室率が約9.5%に拡大すると予想している。
2010年第3四半期マカティCBDの高級アパート(3ベッドルーム)の1平米当たり平均月間賃貸料は前期比1.5%増の547ペソ。すなわち、250平米のユニットの1か月の賃貸料は約13万6,720ペソということになる。
一方、マカティCBD周辺の高級アパート(3ベッドルーム)の10年第3四半期の月間賃貸料で年初来より低下したのは、ロハス・トライアングルのみ。サルセド、レガスピ、ロックウェル、フォート・ボニファシオは上昇した。
コリアーズは2010年に住宅3,900戸が新たに供給されると予想している。また、現在約8,958戸が建設中で、2011年に完成・引き渡しと予想される。2012年には5,000戸、2013年には6,800戸供給されると予想。2011年、フォート・ボニファシオとオルティガス地区でコンドミニアムの戸数が27%、32%それぞれ増加する見通し。マカティCBDでは、2010年に計1,061戸が完成し、2011年には2,000戸が完成する見通し。
マカティCBDの住宅空室率
物件タイプ |
10年Q2 |
10年Q3 |
11年Q3(予) |
高級住宅 |
4.8% |
5.9% |
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その他 |
10.3% |
9.4% |
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全クラス |
7.8% |
8.3% |
9.2% |
10年第3四半期マカティCBD周辺の3ベッドルーム住宅月間賃貸料比較
地区 |
最低 |
平均 |
最高 |
年初来変化率 |
ロハス・トライアングル |
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月間家賃(ペソ) |
50,000 |
103,500 |
220,000 |
-1.4% |
平均面積(?) |
220 |
270 |
305 |
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サルセド・ビレッジ |
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月間家賃(ペソ) |
50,000 |
78,571 |
120,000 |
2.3% |
平均面積(?) |
130 |
190 |
320 |
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レガスピ・ビレッジ |
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月間家賃(ペソ) |
60,000 |
145,883 |
220,000 |
2.9% |
平均面積(?) |
175 |
212 |
274 |
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ロックウェル |
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月間家賃(ペソ) |
120,000 |
154,000 |
190,000 |
4.1% |
平均面積(?) |
184 |
209 |
286 |
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フォート・ボニファシオ |
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月間家賃(ペソ) |
80,000 |
149,583 |
215,000 |
1.7% |
平均面積(?) |
145 |
240 |
309 |
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(注: 半家具付き)
2010年~2013年の住宅新規供給予想と2013年末在庫総数予想
地区 |
09年末総在庫 |
10年供給 |
11年供給 |
12年供給 |
13年供給 |
13年末送在庫 |
マカティCBD |
12,015 |
1,061 |
2,181 |
1,171 |
1,895 |
18,323 |
ロックウェル |
2,382 |
0 |
1,336 |
0 |
0 |
3,718 |
フォート・ボニファシオ |
9,526 |
1,823 |
3,052 |
2,417 |
2,397 |
19,215 |
オルティガス |
6,720 |
761 |
2,389 |
934 |
1,579 |
12,383 |
イーストウッド |
5,480 |
255 |
0 |
558 |
977 |
7,270 |
合計 |
36,123 |
3,900 |
8,958 |
5,080 |
6,848 |
60,909 |
首都圏高級3ベッドルーム住宅資産価値(単位:ペソ/ ?)
地区 |
10年Q2 |
10年Q3 |
前期比 |
11年Q3(予) |
年間変化率予想 |
マカティCBD |
7.0万~13.0万 |
7.1万~13.2万 |
1.5% |
7.3万~14.2万 |
5.4% |
ロックウェル |
9.1万~11.9万 |
9.2万~12.0万 |
0.8% |
9.3万~12.6万 |
3.2% |
フォート・ボニファシオ |
8.5万~12.0万 |
8.5万~12.0万 |
0.4% |
8.8万~12.4万 |
3.1% |
(出所:コリアーズ・インターナショナル)
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金融証券市場情報 |
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<為替相場:1月28日の終値1ドル=44.095ペソへと続伸>
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(11年1月28日のPDS取引記録などより) 2011年1月28日のPDS(フィリピン・ディーリング・システム)でのペソ対米ドル加重平均レートは44.088ペソで前日の44.157ペソから0.069ペソ続伸。終値は44.095ペソで前日の44.170ペソから0.075ペソ続伸(始値44.140ペソ、高値44.030ペソ、安値44.140ペソ)。出来高は前日比22%減の8億9,122万ドル。
ペソ対米ドルレートの動き(単位:ペソ)
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当日 |
前営業日 |
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11年1月28日 |
11年1月27日 |
始値 |
44.140 |
44.250 |
高値 |
44.030 |
44.105 |
安値 |
44.140 |
44.250 |
終値 |
44.095 |
44.170 |
加重平均 |
44.088 |
44.157 |
出来高(百万ドル) |
$891.22 |
$1,139.12 |
(出所:PDS取引記録より) |
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<株式市場:1月28日は反落し20.15ポイント安>
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(11年1月28日のフィリピン証券取引所資料などより) 2011年1月28日の株式市場は反落し、PSE株価指数は20.15ポイント安の3,970.34ポイントで引けた。率にすると0.51%の反落。全体の売買代金は前日比27%減の54億5,700万ペソ(約101億6,000万円)、総取引回数は1%減の17,149回だった。値上がり銘柄数は54で値下がり銘柄数82を下回った。変わらず銘柄数は47。外人は2,660万ペソの買い越しだった。
<2011年1月28日の株式市場概要>
指数 |
始 値 |
高 値 |
安 値 |
終値 |
前日比 |
PSE株価指数 |
3,998.23 |
4,026.38 |
3,963.30 |
3,970.34 |
-20.15 |
出来高(百万株) |
7,346 |
+575.8% |
値上がり銘柄 |
54 |
外人買付額(百万ペソ) |
1,712.2 |
売買代金(百万ペソ) |
5,457 |
-27% |
値下がり銘柄 |
82 |
外人売却額(百万ペソ) |
1,685.6 |
総取引回数 |
17,149 |
-1% |
変わらず銘柄 |
47 |
外人買越額(百万ペソ) |
+26.6 |
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経済統計・その他統計など |
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<11月の首都圏小売価格2.7%上昇> 首都圏消費者物価は3.6%上昇
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(11年1月28日のフィリピン国家統計局発表より) 国家統計局は2010年11月の首都圏一般小売価格指数(GRPI、2000年基準)を発表した。11月のGRPI(2000年=100)は149.8(速報値)となり、前年同月の145.9から2.7%上昇、前月の148.4から0.9%上昇した。
11月の首都圏の一般小売価格指数を前月比で見ると、食品2.3%上昇、飲料・煙草0.1%上昇、非食用粗製品(燃料外)横這い、鉱物燃料・潤滑油類2.4%上昇、動植物性油脂を含む化学薬品は0.1%上昇、原材料製品横這い、機械類・輸送用機械類0.2%上昇、その他製品0.2%上昇。
前年同月比では、食品3.1%上昇(前月は0.7%上昇)、飲料・煙草1.3%上昇(1.4%上昇)、非食用粗製品(燃料外)1.7%上昇(1.8%上昇)、鉱物燃料・潤滑油類9.6%上昇(8.0%上昇)、動植物性油脂を含む化学薬品1.1%上昇(1.2%上昇)、原材料製品2.1%上昇(1.8%上昇)、機械類・輸送用機械類2.5%上昇(2.4%上昇)、その他製品1.9%上昇(1.5%上昇)だった。
なお、先行している発表されている11月の首都圏消費者物価指数前年同月比上昇率は3.6%であった。
首都圏の小売物価指数(2000年=100)
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09年 |
10年 |
月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
全品目 |
145.9 |
146.3 |
146.5 |
146.1 |
145.9 |
146.3 |
146.4 |
146.8 |
146.8 |
147.2 |
147.5 |
148.4 |
149.8 |
前年同月比(%) |
2.8 |
3.2 |
4.0 |
4.0 |
3.6 |
3.7 |
3.9 |
3.5 |
3.2 |
2.6 |
2.4 |
1.6 |
2.7 |
(出所:国家統計局、09年12月、10年1、2、4、6月は改定値、10年11月は速報値) |
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<12月の首都圏建材小売価格指数3.4%上昇>
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(11年1月28日のフィリピン国家統計局発表より) フィリピン国家統計局(NSO)の発表(速報値)によると、2010年12月のマニラ首都圏における建築資材小売価格指数(2000年基準)は162.4で前年同月比3.4%上昇、前月比0.3上昇だった。
前年同月に比べ、木工関連材料の小売価格は4.2%上昇(前月3.8%上昇)、電気材料は4.1%上昇(3.5%上昇)、石材・レンガ等が1.2%上昇(1.4%上昇)、塗料が2.0%上昇(1.9%上昇)、配管材料が3.7%上昇(3.0%上昇)、ブリキ材が2.4%上昇(2.9%上昇)、その他建設用材3.5%上昇(3.3%上昇)した。
前月比でみると、木工関連材料小売価格は0.1%低下、電気材料0.8%上昇、石材・レンガ等横這い、塗料横這い、配管材料0.7%上昇、ブリキ材0.1%低下、その他建設用材は0.1%上昇した。
首都圏の建材小売物価指数(2000年=100)
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09年 |
10年 |
月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
全品目 |
157.1 |
157.8 |
157.8 |
157.8 |
158.8 |
159.5 |
159.8 |
159.6 |
159.8 |
160.6 |
161.9 |
161.9 |
162.4 |
前年同月比(%) |
0.8 |
1.3 |
1.6 |
1.4 |
2.5 |
3.1 |
3.4 |
3.4 |
2.6 |
2.6 |
3.2 |
3.1 |
3.4 |
(出所:国家統計局) |
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政治・外交などの関連ニュース |
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<日本、408億円の対フィリピン円借款> 全国の国道改良・保全を支援
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(11年1月28日の日本外務省発表より) 1月28日マニラにおいて、桂誠駐フィリピン日本国大使とアルベルト・ロムロ外務大臣との間で、408億4,700万円を限度とする円借款「道路改良・保全計画」に関する書簡の交換が行われた。
.フィリピンにおいては、道路交通は旅客輸送の約9割、貨物輸送の約5割を担う最大の輸送手段であるが、道路の舗装率は23%と低く、フィリピンの投資環境整備と更なる経済発展のためには、舗装された道路網の整備が不可欠でである。また、フィリピンでは,道路の維持管理予算が不十分であり、また維持管理に係る計画の策定がなされないなど、道路維持管理実施に要する技術・能力の不足のために、既存道路の劣化が問題となってる。
今回の円借款は、フィリピン全域の既存国道(約1,380キロメートル)において舗装改良を行うとともに、道路維持管理体制の強化を行うことにより、輸送能力・効率の向上及び既存道路の耐久性確保を図るものである。この借款実施により、フィリピンの幹線国道の利便性向上、既存の道路の耐久性強化を促進し、フィリピンの投資環境改善や進出日本企業の活動支援にも貢献することが期待される。
<供与条件> (1)金利:年1.4%(一般条件) (2)償還期間:25年(7年の据置期間を含む。) (3)調達条件:一般アンタイド |
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<日本、カロオカン市の中学校増築支援> 草の根・人間の安全保障無償資金協力
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(11年1月28日の在フィリピン日本大使館発表より) 桂誠駐フィリピン大使は、1月28日、在フィリピン日本大使館において、被供与団体であるマリア・クララ中等学校のイメルダ・ カロ校長 との間で、 平成22年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 「マリア・クララ中等学校における2校舎建設計画 」 に係る贈与契約に署名した。 供与額は、20万8,219 米ドル(約1,957万円)である。
マニラ首都圏のカロオカン市に位置するマリア・クララ中等学校は、2000年にカロオカン国立中等学校の分校として設立された公立中等学校の一つである(2004年に右国立中等学校から分離)。同校は15の教室を有しているが、その設立以来、年率約8%の割合で生徒数が増加(現在の生徒数は約2,340名)しているため、教室不足に陥っている。
そのため、同校では、所謂「2シフト制」(全生徒を午前と午後に分けて登校させる方法。シフトを導入しない場合と比べて、1生徒当たりの授業時間数が短くなる)を導入しているが、それでも1教室当たりの生徒数は約80名に達し、教室の混雑状況を解消できていない。また、現在マニラ首都圏では3つの公立中等学校で「3シフト制」が導入されており、マリア・クララ中等学校においても新たな教室を建設しなければ、近い将来「3シフト制」に移行せざるを得ない状況に陥る可能性が高く、1生徒当たりの授業時間数がさらに短くなると危惧されている。
今回の事業では、2校舎10教室を建設し、また生徒用机付き椅子500台及び教員用机・椅子10セットを供与する。この事業の実施により、マリア・クララ中等学校は、当面の間、「3シフト制」への移行を回避することができ、また、1教室当たりの生徒数が50名程度に減少することから、学習環境の改善が期待される。 |
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<フィリピン在留邦人、2.5%増の1万8,202人> 首都圏に56%(マカティ市24%)、セブ州に10% ボニファシオ居住者41%増の600人へ急増
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(11年1月28日の在フィリピン日本国大使館発表より) 2010年10月1日現在のフィリピンに在留する邦人総数は1万8,202人(在留届出ベースの数を基礎とした推定値、以下同様)で、対前年比約445人(約2.5%)の増加となっている。このうち、長期滞在者が約1万3,726人(対前年比約196人増)で在留邦人全体の約75%を占め、永住者は約4,476人(対前年比約246人増)となっている。
長期滞在者、永住者ともにに、年々増加傾向にあり、この5年間で総数は約35%、長期滞在者は約26%、永住者は約75%それぞれ増加している。「長期滞在者」とは、3カ月以上フィリピンに滞在している邦人で、フィリピンでの生活は一時的なもので、 いずれ本邦に戻るつもりの人々を指す。 「永住者」とは、フィリピン国より永住権を取得し、 生活の本拠を本邦からフィリピンに移した邦人を指す。
長期滞在者の職業別では、約59%(約8,079人)が「民間企業関係者」(含む同伴家族、以下同じ)で最も多く、次いで、「その他」(無職など)(約22%)、「自由業関係者」(約9.2%)、「政府関係者」(含む国際機関関係者)(約6.5%)の順となっており、これらで長期滞在者の約97%を占めている。
男女別では、男性が1万2,769人(約70%)、女性が5,433人(約30%)で、男性が女性の2倍以上となっている。これは、主に、在留邦人の半数近く(約44%)を占める長期滞在の「民間企業関係者」の約77%が男性であることによる。
地域別では、ルソン地方に在留邦人全体の約79%(約1万4,469人)が住み、次いで、ビサヤ地方約13%(約2,421人)、ミンダナオ地方約7.2%(約1,321人)の順となっている。
州別では、マニラ首都圏に在留邦人全体の約56%(約1万227人)が住み、次いで、セブ州約10%(約1,826人)、カビテ州約5.3%(約957人)、ダバオ市を含む南ダバオ州約4.6%(約843人)、ラグナ州約4.1%(約748人)、リサール州約2.4%(約428人)、ブラカン州約2.1%(約381人)の順となっている。これら合計で全体の約85%(約1万5,410人)を占めている。この中でも、セブ州と南ダバオ州を除き、いずれもルソン地方のマニラ首都圏と近隣の諸州に集中しており、全体の約70%(約1万2,741人)を占めている。
都市別では、マカティ市に在留邦人全体の約24%(4,362人)が住み、次いで、セブ市に約5.3%(970人)、ムンティンルパ市約5.0%(912人)、パラニャーケ市約4.7%(862人)、ダバオ市約4.5%(812人)、ケソン市約4.2%(764人)、タギッグ市約3.9%(703人)、マニラ市約3.3%(600人)の順となっており、これら8市で全体の約55%(約9,985人)を占めている。この中でも、セブ市とダバオ市を除き、いずれもルソン地方のマニラ首都圏の都市に集中しており、全体の約45%(8,203人)を占めている。タギッグ市の在留邦人数は、対前年比約33%増加し、マニラ市を抜きケソン市に迫っている。
マニラ首都圏のマカティ市では、サルセド・ビレッジにフィリピン全体の約6.6%(1,198人)が住み、次いで、レガスピ・ビレッジに約5.5%(995人)、ロックウェル・センターに約4.3%(785人)が住み、これら3地区で全体の約16%(2,978人)を占めている。 ムンティンルパ市では、アヤラ・アラバン・ビレッジにフィリピン全体の約3.0%(537人)が住み、タギッグ市では、ボニファシオ・グローバル・シティ地区に約3.3%(600人)、マニラ市では、マラテ地区に約1.3%(234人)が住んでいる。ボニファシオ・グローバル・シティ地区の在留邦人数は、対前年比約41%増加している。
なお、旅券法第16条により、外国に住所を定めて3ヶ月以上滞在する日本人は、住所を管轄する日本の大使館又は総領事館(在外公館)に「在留届」を提出するよう義務付けられている。また、「 在留届」提出後、転居や家族の移動など「在留届」の記載事項に変更があったときや帰国するときも、同様である。
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一般経済、税制関連、国際機関などのニュース |
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<本日、2010年のGDP統計発表予定> NEDA、7~7.4%成長との事前予想
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既報のとおり、 国家統計調整委員会(NSCB)は、本日1月31日午前10時より、2010年第4四半期及び2010年通年のGDP統計発表及びその記者会見を実施する。発表責任者はパデランガ国家経済開発庁(NEDA)長官兼社会経済計画庁長官である。場所はマカティ市ブエンディア通り403ミッドランド・ブエンディア・ビルディング5階NSCBオペレーティングルームである。
各紙報道によると、GDP統計発表責任者のパデランガNEDA長官は、「2010年第4四半期のGDP成長率は6.2~7.2%、2010年年間では7~7.4%となったと推定される。年間目標での5~6%を大幅に上回った模様」とコメントしたとのこと。ちなみに、2009年9カ月間のGDP成長率は7.5%(速報値、今回改訂される可能性)であった。 |
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<中央銀行、今年のインフレ率予想上方修正> これまでの3.6%から3.8~4.2%へ
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1月31日付け各紙電子版によると、中央銀行は、2011年のインフレ率予想をこれまでの3.6%から3.8%~4.2%へ上方修正したとのこと。これは、最近の原油や食料の国際市況上昇を受けたもの。もっとも、基本政策枠組みである政府のインフレ目標3~5%以内に収まると見ている。ちなみに、2010年の年間平均インフレ率は3.8%であった。 |
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<政府系企業19社、政府へ合計292億5千万ペソ配当> 中央銀行、最多の142億3,000万ペソ
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(11年1月28日のフィリピン大統領府情報業務室発表より) 政府系企業19社は1月28日、監査報告書に関する協議会終了を受けて前年度配当と09年度現金配当残額及び2010年度の配当の一部(合計292億5,000万ペソ)を政府へ支払った。フィリピン中央銀行(BSP)が最も多額の142億3,000万ペソ(前年度配当93億1,000万ペソ、09年度現金配当残額49億2,000万ペソ)支払った。 |
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<テタンコ中央銀行総裁、再任>
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(11年1月28日のフィリピン財務省発表より) テタンコ中央銀行総裁は、再任要請を受諾、2期目を務めることとなった。テタンコ氏は中央銀行の調査、財務、銀行サービス担当の副総裁などを歴任、2005年6月に総裁に就任した。 |
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産業界、外資などのニュース |
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<比トヨタの2011年販売目標、9%増の6万2千台> 連続で最高記録へ、今後の懸念は関税引き下げ
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既報のとおり、フィリピンの2010年年間の四輪車新車総販売台数は前年比27.2%増の16万8,490台となった。そして、1996年に記録した年間過去最高記録である約16万2千台を14年ぶりに更新した。2009年下半期以降自動車需要が回復の兆しを見せてきたところに、2009年秋の記録的豪雨にともなう水没被害車買い替え需要や海外フィリピン人就労者(OFW)からの送金増加、新車販売効果などにより大幅増加ペースが続いたことによる。
そのなかでトヨタモーター・フィリピンズ(TMPC)の販売台数は前年比23.1%増の5万6855台に達し、年間最高記録を更新した。2011年も主力の小型セダン「ヴィオス」や多目的車「イノーバー」などの拡販などにより、前年比7~9%増の6万1000~6万2000台を目指す。すなわち、連続での年間最高記録更新を目標とする。
1月31日付け各紙電子版によるとフィリピン現地生産にとっての今後の懸念要因は、日比経済連携協定にともなう3リットル以下の小型車の関税’(30%撤廃の動きである。2013年までに撤廃とされているが、輸入車流入が急増、現地生産に大きな影響が出る可能性がsるとのこと。 |
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<伊藤忠等のバイオエタノール事業、始動> イサベラに60億ペソの工場建設との報道
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既報のとおり、伊藤忠商事と日揮などの合弁企業グリーン・フューチャー・イノベーションズ(GFII社)によるフィリピン最大級のバイオエタノール製造、および電力供給事業であり、投資額は1億2000万ドルとなる。 この事業の骨子は、ルソン島イザベラ州(マニラより北へ約400km)において、サトウキビを原料とするバイオエタノール(年間5万4,000kキロリットル)の製造・販売事業、およびサトウキビ残渣(バガス)を燃料とする火力発電(最大19MW)による電力販売である。
フィリピンでは2009年2月にBio-Act-Law(バイオ燃料法)が施行され、自動車用ガソリンにバイオエタノールを現行で5%混合することが義務化されており、2011年には10%を混合することが義務化される見込みである。 伊藤忠商事と日揮は、数年前より同国内バイオエタノール事業に関する基本スキームの構築を開始した。その後、サトウキビ農地の確保(11,000Ha)および収穫計画、製造プラント設備、プロジェクトファイナンス構築、販売先の確保など事業の詳細検討を続け、新事業会社GFII社を設立し、事業の最終投資決定に至った。
1月31日付けフィリピン・スター紙電子版によると、GFII は上記のプロジェクトに着手、イサベラ州サンマリアノでの60億ペソのバイオ・エタノールプラントと発電プラントを建設に着手しつつあるとのことである。 |
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企業ニュース、証券取引所(PSE)公表情報など |
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<今年の上場第1号はメガワイド・コンストラクション> 上場日2月18日と仮決定、IPO総額23億ペソ程度
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(11年1月28日のフィリピン証券取引所IPOメモなどより) フィリピン証券取引所(PSE)は、1月26日の取締役会において、建設企業メガワイド・コンストラクション(メガワイド)の新規株式公募(IPO)とPSE新規上場に関する申請を承認した。そして、新規上場までの予定スケジュールを発表した。メガワイドのIPO、上場は2011年の第1号となる。
メガワイドのIPO・PSE上場スケジュールは、IPO価格決定が2011年2月3日、IPO期間が同2月7日~2月11日、そして、上場日は同2月18日と仮決定された。
1月28日付け各紙によると、メガワイドのIPO株数は最大で2億9200万株、IPO後の上場株式数は約8億5700万株(額面は1株当たり1ペソ)となる。IPO株価は1株当たり7.84ペソ以上と想定されている。上記のように最終IPO価格は2月3日に決定される予定であるが、7.84ペソと決定された場合、IPOによる調達額は22億8900万ペソとなるとのこと。
このIPO・上場に関する主幹事会社は、BDOキャピタル&インベストメントが務める。 |
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<セブ航空、撚油サーチャージ・ゼロを継続>
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(11年1月28日のセブ・パシフィック発表より) アジア有数の格安航空会社であり当地最大の航空会社となったセブ航空は、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)ゼロ、すなわち非徴収政策を継続すると発表した。
また、旅行期間2011年4月~2012年3月の全国際便50%割引プロモを実施中。1月29日~31日までの前売り分がこのプロモの対象であるが、12万席の予定席数が完売した時点で終了となる。 積極的なネットワーク拡充、新鋭機導入を推進する同社は、現在、国内便33路線、国際便16路線を運航している。そしてエアバスA319を10機、A320 を14機、ATR72-500を8機保有しているが、その平均機齢は、国内航空会社で最も若くなっている。 |
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<JGサミット、400億ペソの資金調達へ>
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(11年1月28日のフィリピン証券取引所回覧0780-2010などより) ゴコンウェイ・ファミリーの旗艦企業であるJGサミットは、今年400億ペソ程度の資金調達を実施する意向である。バタンガスのナフサ・クラッカー工場建設(7億ドル)、不動産子会社ロビンソンズ・ランドの不動産開発(1億2000万ドル)などにに充当する。 |
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<マニラ・ウオーター、100億ペソの資金調達へ>
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(11年1月28日のフィリピン証券取引所回覧0779-2010などより) アヤラグループの優良水道企業で、首都圏東半分などの事業権を有するマニラ・ウオーターは、新たな水源確保、各地の下水処理場整備などのための資金需要が旺盛である。2011年の設備投資額は、2010年の100億ペソを大幅に上回りそうである。そのため、同社は今年中に、国内で100億ペソ程度の資金調達を実施する意向である。具体的な方法、条件等は今後決定される。
既報のとおり、このほど同社のオランデス下水処理場(マリキナ市)が完成、稼働開始した。この下水処理場は総工費469万ドルで、マリキナ市やケソン市の一部の4万人からの排水を処理する。1日当たりの処理能力は1000万リットル。 |
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<KPM、スービック・シップヤード株式を政府から追加取得>
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(11年1月28日のフィリピン証券取引所回覧0765-2010などより) ケッぺル・フィリピン・マリーン(KPM)は、昨年9月29日の特別株主総会において、スービック・シップヤード&エンジニアリング社(SSEI)株式約4億2558万株(41.6%)を追加取得することが承認された。そして、この追加取得が完了すると、KPMのSSEI保有比率は現行の37.5%から79.1%へと上昇する。このSSEI株式追加取得のための推定コスト約27億7681万ペソ拠出も承認された。
KPMへSSEI株式を売却するのは、フィリピン政府のほか、当地最大の港湾業務企業インターナショナル・コンテナ・サービス、マグサイサイ・シッピング、SMデベロップメント、インシュラ―・ライフである。 このうち、フィリピン政府保有のSSEI株式約3億3595万株(32.8%)は、昨年9月29日に、KPMへの売却が完了した。売却額は約21億9204万ペソ。
さらに、1月27日に、政府保有のSSEI株約8962万株のKPMへの売却が完了した。今回の売却額は約5億8477万ペソであった。 |
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<合弁での文字メールくじ計画は交渉段階>
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(11年1月28日のフィリピン証券取引所回覧0762-2010などより) 1月27日付け各紙が「オンラインくじを手掛けるパシフィック・オンラインと、IT企業DFNNは、携帯電話文字メールベースのくじ事業で合弁企業設立へ」と報じた。この記事の正否を問うPSEに対し、パシフィック・オンラインは「この合弁計画は交渉段階にあり、決定した事実はない」と回答した。 |
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<ゴンドラ落下事故のコンド建築主、イートン> 哀悼の意と犠牲者支援表明
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(11年1月28日のフィリピン証券取引所回覧0761-2010などより) 既報のとおり、1月27日に、首都圏マカティ市レガスビ・ビレッジの39階建てコンドミニアム「イートン・レジデンス・グリーンベルト」の建設現場において、作業員11名の乗った作業用ゴンドラが落下、10名死亡という事件が発生した。 この事故を受けて、建設主のイートン・プロパティ―ズ・フィリピン(ルシオ・タン氏グループ)は、被害者への哀悼の意を表すると共に、「建設企業とともに、被害者支援に全力を尽くす」と表明した。 イートンは「全ての建設プロジェクトにおいて、安全を最優先とし保安基準を厳しく遵守するよう心掛けてきた。しかし、ゴンドラの定員大幅超過という状況で不幸な事件が発生した。建設企業やコンサルタント企業の保安基準遵守状況を再度見直している」とも強調した。 |
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公的機関等からの情報、広報(アジア、世界関連)など |
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<世界経済フォーラム2011年年次総会> 菅総理、ジョージ・ソロス氏と会談
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(11年1月30日の日本外務省発表より) 菅総理は、1月28日~30日まで、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(通称「ダボス会議」)に出席するため、スイスを訪問。1月29日に「開国と絆」と題する特別講演を行ったほか、有識者との会合やビジネス・リーダー等との昼食会、ジャパン・セッションでの冒頭挨拶、ソロス氏との会談などを行った。 ソロス氏との会談では、ソロス氏が強い関心を持って取り組んでいる気候変動問題に関し、森林保全の重要性や気候変動分野での途上国への支援について意見交換を行った。 |
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